法定点検・試験・測定INSPECTION

受配電設備の試験、点検、整備

受配電設備の試験、点検はメーカーを問わず可能です。

各種遮断器の精密点検

遮断器は電気事故の際に事故系統を切り離す重要な要素です。整備を怠ると事故の際に動作せず、結果的に停電範囲が拡大してしまうことも・・・遮断器が確実に動作するための定期的な整備は欠かせません。
その他真空度、耐圧といった精緻な診断も行い、遮断器の堅牢性を確認します。

保護継電器試験

保護継電器は事故を検出し、事故回路を切り離す役目があります。
遮断器と同様、この機器が正しい動作をしないと事故範囲の拡大だけでなく機器の焼損、火災、他の物件への波及事故に繋がる可能性もあります。
継電器が確実に動作し、期待された性能が発揮できていることを確認するのは予防保全の観点からも欠かせません。

活線温度測定

使用中の電路・電気設備に対して熱画像診断を行います。
通常状態での点検を行う事で停電点検では把握が困難な、異常加熱、異常放電、ガス漏れといった異常を検出が可能であり、停電点検と組み合わせることで突発事故の予防の最大化に貢献します。

ケーブル劣化診断

ケーブルの一般的な寿命は25年程度であり、事故は予兆なく発生します。ケーブルの劣化具合は目視では判別できません。診断による劣化状況の傾向管理から、適切なタイミングでのケーブル更新判断をサポート致します。

自家用電気工作物竣工検査

設置された自家用電気工作物の竣工検査の一式を実施し、技術基準等に適合しているかを確認します。確認や検査のみでなく、竣工後の保安管理体制へのアドバイスも適宜行わさせて頂きます。

高圧絶縁油の酸価・耐圧試験

絶縁油は変圧器やコンデンサに幅広く利用されています。絶縁油も経年により本来期待された性能が発揮できなくなる場合もあり、管理は欠かせません。絶縁油を酸価・耐圧試験を行うことで基礎的な診断を行い、傾向を管理することでより精緻な分析に繋げていきます。

絶縁油ガス分析

酸価・耐圧試験にて異常が見られた際は、より詳細な数値を得ることができるガス分析をお勧めします。絶縁油に溶け込むガスを抽出することで、内部の劣化状況をより詳細に判断することが可能となります。

絶縁油フルフラール分析

絶縁油フルフラール分析は絶縁油に溶け込むフルフラールを分析することで、劣化状況ではなく変圧器の余寿命を診断することが出来ます。変圧器は更新の際に多大なコストと労力を要します。フルフラール分析により更新時期を把握し、お客様の投資コストの見える化にも貢献することが出来ます。